彼が大事なことを忘れてしまった時の対処法
「ねえ、わたしたちが初めて二人きりでデートをしたのは、夜の遊園地だったね」
「そうだっけ？」
「覚えてないの？観覧車に乗って、夜景を眺めたんじゃないの」
「観覧車に乗ったんだっけ？忘れちゃったよ」
「どうして忘れちゃうのよ」
と、こんなことで口ゲンカをしているお二人はいませんか。
女性は男性に比べて細かいことをよく覚えている。
男性は女性に比べて忘れっぽい、とよく言われています。
こういう男と女の違いが原因になって、きっと口論となってしまうことも多いと思います。
でも、男性は、あなたに関心がなくなったから、
最初のデートのことを忘れてしまったわけではありません。
これは男女の知能の構造の違いからくるものなのです。
一般論ですが、たとえば数字を計算する能力は女性の方が高い。
一方男性は、論理的に推論したり理解したりする能力に優れていると言われています。
女性は言語能力が優れている。
男性は、視覚的、空間的にものを把握する能力が高いと言われています。
これらのことから女性の方が具体的な物事からものを考える能力に優れているのです。
逆に男性の知能は抽象的な構造になっているわけですね。
ですので、女性は細かいことを具体的によく覚えているのです。
男性は細かいことはすぐに忘れてしまいがちです。
記憶力が女性ほどよくありません。
でも、何かアクシデントや予想外のことが起こったとき、どう対処するか
どう立ち回ればいいか、そういうことを考える能力には優れているのです。
なにかアクシデントに見舞われて、どうしたらいいかわからずに
右往左往してしまうことは、女性によくあることではないでしょうか。
もちろん全ての人に当てはまるということではありませんが、
女性と男性には、このように違いというものが多くあります。
いままでのお話でもいろいろ説明してきたとおりです。
男はなぜいばるのか、男はなぜ突然気前が良くなるのか、男はなぜ無口になってしまうのか
と、女性にとってはわからないことも多いのですね。
でも、ここでわからないからと言って、そのことで男性に対して一方的に抗議したり、
男性を見下したりバカにしたりはしないほうが良いはずです。
でなければ二人の関係が終わってしまう原因になってしまいます。
まずはお互いに 「男と女の違い」 があるということを受け入れることが大切です。
それが、あなたが好きな人を、深く理解するということにつながります。
お互いに深い理解がなければ 「永遠の愛」 は生まれません。
相手を自分の価値観だけで見たり、自分の考え方だけで判断してしまうのでは、
お互いの理解が生まれるということもなくなってしまいます。
では、価値観や考え方の違いから、
彼と口論となってしまったときはどうすればいいのでしょうか。
彼とケンカしたことを反省し、一刻も早く仲直りしたいと、あなたが思っているとき
直接彼に向かって 「ごめんなさい」 と言えればいいのでしょうが、
面と向かうと何も言えなくなる人もいます。
そういう人には、こんな方法をおすすめします。
それは、電話で謝るという方法です。
こんな実験があるのです。
意見がまったく異なった二人の人を、
話し合いによって意見が一致するように、
話し合わせるという実験です。
一方のグループでは 直接対面させます。
もう一方では電話で話し合いを行わせます。
さて、実験結果は…。
直接話し合ったほうが、お互いに自分の意見に個室してしまって、
相手と妥協しようとしない傾向が強く出てしまったのです。
それに比べて、電話での話し合いは、お互いが柔軟に相手の話に耳を傾け
お互いに歩み寄ろうとする傾向が強かったのです。
また、電話のほうが 「理性的に話し合うことができた」 「相手に好感を持つことができた」
と感想を述べる人が多かったのです。
知り合いの女性に、こんな人がいます。
付き合っている彼とケンカしたときは、とりあえず一人になるそうです。
一人きりになって散歩するのです。
ひとつには、一人になることで、冷静にものを考えることができるようになるのですね。
また、散歩をすることで、空や町並みを眺めているうちに、
怒りの感情も和らいでいくというのです。
そして頃合を見計らって、携帯電話で彼に連絡するのです。
彼女は、
「やはり電話のほうが彼の顔が見えないので、ごめんねと素直に言いやすいし
彼のほうも電話のほうがやさしい言葉をかけてくれる」
といっていました。
ただ、意見が一致していたり、一緒に喜びを分かち合うような場合には、
電話よりも、直接お互いの顔を見合って語り合うほうが
喜びは何倍も大きいことは当然ですからね。
◆まとめ
価値観や意見の違いからケンカしてしまった彼と仲直りするときは、電話で話をするほうがいい。
電話のほうが 「ごめんなさい」 という言葉が素直にでる。