相手に選択の自由を与える

ここからは彼からもっとやさしさを引き出す3つのステップのうち、
2つ目のステップについてお話していきましょう。

そこで、彼にあれこれと頼みごとをしていくことになりますが、
その前に確認しておかなければならないことがあります。

それは、あなたから 「感謝されている」 と彼が感じているかどうかです。

彼はいままであなたに対して色々してくれたことがあるはずです。
それに対して、ちゃんと彼に感謝してるよと伝えていますか?
あなたが彼を満足させられているかしっかり見ておいてくださいね。

これができていれば、これまでと同じペースで、
あくまでもさり気なく彼のサポートを求めてみてください。

もちろん、今よりもっといっぱいあれこれやって欲しいという本音は
表情や声のトーンなどに露骨に出さないようにしてくださいね。

そうすれば、彼は感謝されているだけじゃなく、あなたから
「自分が必要とされているんだ…。」 と実感してくれるようになりますよ。


では、ここまでできているとしましょう。
彼はあなたの愛情を実感して、あなたからの愛を得るために
自分を繕う必要もないんだ…と感じているとします。

カンタンに言えば、あなたの前でいつも素でいるということですね。

こうなれば、彼はあなたを今よりもっと支えるために、
ちょっとは自分を変えてみようという気持ちになってくるんです。

彼をそんな気持ちに変化させられたら、
「まだまだ尽くし方が足りない…」 なんて思わせることもなく
もっとあれこれ求めることができるようになっていきますよ。


2つ目のステップでの目標は、彼があなたから頼みごとをされたとしても
「No」 といつでも気軽に言える状態にすることです。

正確には、「私の頼みごとを断っても、あなたへの愛情は変わらないよ」 と
彼に認識させてあげることをしなければならないんです。

そして、彼はいつでもあなたのお願いに 「No」 と答えられることがわかると、
逆にあなたのお願いを引き受けてくれるようになっていきます。

実は男性の心理には、いつでも自由にお願いを断れる状態なら、
素直に 「うん、いいよ」 と答えたくなる心理があるんです。

ですので、あなたは彼に自分のお願いをうまく伝える方法を覚えていくことが大切です。
そして、もし相手から 「No」 と言われたとき、嫌な顔や不満をもらさず
素直に受け入れることを学んでおくのも同じぐらい大切です。

女性は、自分がお願いする前から直感的に答えを予感する傾向があります。
もし、彼が自分のお願いを断りそう…と感じてしまうと
もうその段階で要求しようとしなくなってしまいまいがちです。

それだけならまだしも、勝手に彼から拒絶された…と思い込んでしまって
精神的に不安定な状態にまでなってしまったりします。

これでは、彼には何が起こったのかわけがわからないですよね。
全て女性の頭の中だけで展開していくひとり芝居なんです。


だから今回の2つ目のステップでは、こんな状態にならないで
彼からの支えや協力を求めていく方法を学んでいきます。

たとえ、彼から 「イヤ」 とか 「無理」 と言われてしまうかもしれないことを
とにかく言葉に出して、お願いしていくようにするんです。

たとえば、テレビのプロ野球中継に熱中している夫に向かって
「近所のスーパーで夕食の鮭を買って来てくれない?」 と頼んだとしましょう。

もちろん、彼女はこの質問をする時、
すでに彼からの 「No」 という答えを予想しています。
行ってくれたらラッキーぐらいの気持ちで尋ねるんです。

「いま、ちょうどいいところなんだ。君はいけないの?」 と答えるはず。

「もちろん行けるよ。でも、私はいつもひとりで家事も育児もやってきた。
あなたの召使いでいたくない。たまには何か手伝ってくれたっていいでしょ!」

と思っているのがほとんどの主婦の本音かもしれません。
でも、それを口に出してしまえばおしまいです。

こんな風に、あなたが最初から頼んだことに
彼が必ず拒否してくるとはじめからわかっているような時には
それに反発してはいけません。

「そうね、いいわ。私が行くから」 という答えを用意しておきましょう。
もちろんさり気なく、ごく当然のような顔をして応じてください。

こういう反応が彼の心をなごませ、あなたの愛情を感じさせるんです。
それに一度断ったから次は聞いてあげようという気持ちにもなってくれます。
これを心理学用語ではドア・イン・ザ・フェイスと言います。


少し 脱線しましたが、うまく彼にお願いをして断られる→素直に受け入れる
これを繰り返して彼に愛情を感じてもらえれば、彼はあなたからの無理な要求に対しても
「うん、いいよ」 と答えてあげたくなってしまうものなんです。

ですので、はじめから 「うん、いいよ」 と言ってくれなさそうなことでも
とにかく口に出して相手にぶつけてみるんです。

そのときにも、彼が 「イヤ」 とか 「無理」 と答えてもいいよという雰囲気と
反応をしてあげることが大切なことを覚えておいてくださいね。
彼に拒否する自由と安心感を与えてあげるんです。

ただ、この方法は彼から拒否されてもかまわない場合に限って行ってください。
彼から助けを借りられればうれしいけど、めったに頼む機会がないような用事を選びましょう。
彼から断られても、あなた自身が気分を悪くしないで済むことを確認してみてくださいね。


◆まとめ
2つ目のステップとして、彼にいつでも 「No」 と言える自由な環境があることを認識させる。
頼みごとを言葉にすることで彼に伝え、断られても素直に受け入れることで愛情を感じてもらう。




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