助けるのではなく見守ること

女性が男性の特性を理解していないと、付き合ったり結婚生活の中で
知らない間に彼を責めて、傷つけてしまうことがあります。

たとえば、あなたが彼と一緒に車で温泉旅行に行っていたとします。
でも、彼は目的地の旅館に到着できず道に迷ってしまいました。

こんなとき、あなたはどういう対応をするでしょうか?
きっと 「誰かに道を聞いてみたら?」 というように
彼を助けようとするのではないでしょうか。

しかし、この対応はベストではありません。
むしろ彼を怒らせてしまう可能性すらあるんです。
さて、それは一体なぜなんでしょうか。


彼が困っているのを見て助けてあげたいと思うのはいいことです。
でも、そこで彼に何か助言をしてしまうとそれは大きなお世話になってしまうんです。
それどころか、

「あなたに任せていたらいつまでも経っても旅館になんて着けない」

と自分を責められたと思ってしまうんです。
このサイトでは何回も出てくるように、誰の助けも借りずに目的を達成することが
男性にとってどれだけ大切かを理解しておく必要があります。

これが男性同士であれば、相手が助けを求めてこない限り
アドバイスしたりすることはないはずです。

たとえ何かが起こっても、一度本人が引き受けたり任されたことは
自力で問題解決できるという前提で接することが男同士の暗黙のマナーなんです。

実は彼が道で迷ってしまったときはあなたにとってもチャンスなんです。
男性はトラブルがあったときは特に心が傷つきやすく、思いやりを必要としています。
女性だって気分が落ち込んだときなどは一緒ですよね。

こんなときのベストな方法は、「何もしないこと」 なんです。
ひと言も口をはさまず、彼を信じてそっとしておくことが大事です。

たったそれだけで、彼にとっては女性が花束をもらったり、
ラブレターをもらったりするのと同じぐらい
うれしくて価値のある贈り物になるんですよ。


ふつうの女性は頼まれていないのに、男性に口出ししたり手助けしようとするとき
それが相手のプライドを傷つけて、気分を悪くしているかがわかっていません。

たとえ相手のためを思ってしてあげたとしても、彼を傷つけてしまうことになります。

特に、「子ども扱いされた!」 と感じさせてしまったり、
父親が母親から批判されているのを見て育ったのなら、
もっと彼の傷口は大きくなってしまうんです。

男性にとっては、ただ目的地へ運転していくという小さな目的でも
自分ひとりでちゃんとできるよ、と証明することが大切なんです。

しかも、大きな目標に対してあれこれ言われるよりも
些細なことに口出しされるほうがイライラしてしまいます。

「もし自分が旅行の運転すらあなたに信頼されないんだったら、
もっと大きな問題に直面したときには、さらに信頼されなくなるじゃないか」

彼はこんな風に考えているので、どんなことでさえ
サラッとこなせるような人間でありたいと思っているんです。

機械の修理や運転、トラブル解決は男性の得意分野でもあるので
自分のプライドを懸けて目的を達成しようとします。

こんなときには愛している彼女や妻の批判やアドバイスを特に嫌います。
だって彼らは愛情と信頼に満ち溢れた受け入れを必要としているんですから…。


◆まとめ
男性が困っていても手助けをするのではなく、信じて見守ってあげること。
何気ない忠告や助言のひとことで男性のプライドが傷つくこともある 。




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