女心は複雑じゃない

助けるのではなく見守ることでは男性の知っておくべき特性についてお話しました。

男性も同じように女性について学んでおくべきことがあります。
今からお話しする男女の違いを知らなければ、愛情を注げば注ぐほど
相手との関係を悪化させてしまうことになるかもしれません。

男性はよく覚えておいてください。
女性が悩み事とかトラブルの話をするときは、
悩みやトラブルを解消したいからあなたに話をするんじゃないんです。

たしかに問題解決したいとも思ってはいるんですけど、
いますぐ解決方法が聞きたくて話すわけじゃないんですね。

女性はただ親身になって話を聞いてもらいたい!と思っているんです。
これは必ず覚えておいてください、テストに出るかもしれませんよ。


結婚生活や彼女がいるとよく経験できると思いますが、
女性は夫が帰宅したり、彼氏に会ったりしたときはその日の出来事、
特に嫌だったことや問題があったことを中心におしゃべりを始めます。
ただ話すというより、もうね…しゃべりまくりです。

でも、これはほとんどの場合、ただ話を聞いてくれて
自分の気持ちを相手に理解してもらいたいだけなんです。

ああしたら良かったのにとか、こうすればいいとかの
解決策を教えて欲しいとは言っていないんです。
この、話を聞いてもらうっていうのは彼女にとって一番大切なんです。

でも、夫や彼はそこに気づかずに話を最後まで聞く前に
ああしたらいい、こうしろとあれこれ解決策を言ってしまうんですね。

そして自分がせっかく色々とアドバイスをしているのに、
全然彼女がうれしそうな素振りを見せてくれない…。
と首をかしげてしまうことになるんですね。


ほら、想像してください。
たとえば共働きの夫婦がいて、妻が仕事を終えて疲れて帰ってきました。
彼女は夫に今日の出来事を話し始めます。
そのとき自分の気持ちを理解して、共有して欲しいと思っています。

ただただ静かに話を聞いて、理解して同情してくれれば気が済んでしまうんです。
1日の疲れを癒してくれるような、たったひと言を夫に期待しているんですね。

二人の会話をたとえるならこんな感じでしょうか。

妻:「やらなきゃいけない事がいっぱいあって、時間が全然足りないわ」

夫:「それなら仕事を辞めないと難しいんじゃないか?」
夫:「そんな一生懸命働かなくても、自分の好きなことを探すといいよ」

妻:「私は仕事が好きなの。」
妻:「ただ、会社のひとたちが一度に仕事をたくさん持ってくるから困ってしまうの」

夫:「そんなの全部引き受けることないじゃないか」
夫:「自分のできることを自分のペースで一つずつ片付けていくようにしたらいいよ」

妻:「そうしてるわよ!」
妻:「今日は親戚のおばさんの家に行かなければならなかったのに…」

夫:「大丈夫だよ。おばさんなら仕事が忙しいこともわかってくれるよ」

妻:「おばさんはいま大変なときなのよ」
妻:「私を必要としているときなの」

夫:「君は周りに気を使いすぎるんだよ」
夫:「だからいつもいらいらしているんじゃないか」

妻:「いつもいらいらなんてしていないわよ!」
妻:「それより私の話をちゃんと聞いてよ!」

夫:「ちゃんと聞いてるじゃないか!」

妻:「私の言うことを嫌そうに途中でさえぎるじゃない!」

二人の言い争いはこのようにエスカレートしていってしまいます。
すこし極端なたとえですけど、これはあなたが男性だったら夫、
女性だったら妻の気持ちがわかる会話じゃないでしょうか。


妻は夫と心の交流をしたくて話を始めたのに、失望感でいっぱいになってしまいました。
夫もまた同じような気持ちになってしまいましたが、彼にも原因はわかりません。

彼は彼なりのやり方で妻に愛情を注いで解決策をいっぱい出したんです。
でも妻はそれを全部否定してしまった…。
その理由が彼にはまったくわからなかったんです。

では、このような心のすれ違いをどのようにすれば解決できるのでしょうか?
次回は回答例を挙げながらお話させていただきますね。


◆まとめ
女性が嫌な出来事やトラブルを話すのは親身になって話を聞いて欲しいからである。
男性はそういう話をされると解決策を相手に伝えることが愛情だと思っている。




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