愛される心美人になろう

あなたは漠然と、「やっぱり男は美人が好き」 と考えているのではないでしょうか。
確かに、一般的には、そう信じられています。

心理学の調査でも、「美人と美人ではない女性と、どちらに好感を感じるか」 と
アンケートを取れば、圧倒的に 「美人」 と答える男性が多かったのです。

ところが、面白い実験もあるのです。

実際に数人の女性を前に、「どの女性に好感を持ちますか」 と尋ねたところ、
必ずしも 「美人」 に男性の人気が集中するわけではなかったのです。

人には好みというものがあります。
その人の好みの女性であれば、たとえ客観的には美人とは言えなくとも、
その人にとっては 「美人」 に見えてくるということなのでしょう。


あなたのまわりを見回しても、そうではありませんか。

学校にいる美人の友達、職場にいる美人の同僚、必ずしもそんな女性のもとばかりに
男性が言い寄っていくわけではないでしょう。

美人だけれど性格が悪ければ、男性は誰も寄り付こうとしない。
美人ではないけれど、とてもやさしく、気が利いて、性格的にいい人であれば、
それだけで男性の人気の的になるのではないでしょうか。

ですから見かけの、いい悪いは、男性の心を自分に引き留めるための
絶対的な条件ではないのです。

「あばたも、えくぼ」 という言葉もあります。
愛する女性であれば、本来は醜いあばたも、
えくぼのようにかわいらしく見えてくる、という意味です。

ですから 「美人になりたい」 と考えるよりも、
むしろ 「愛される女性」 を目指すほうがいいのです。

「愛される女性」 とは外見よりも、
むしろ内面的に美しい女性のことを言うのです。


ところで、もうひとつ、興味深い調査もあります。

二十代、三十代、四十代、五十代に分けて、それぞれの年代の男性に、
「あなたは、恋人や妻の顔を気に入っていますか」 とアンケートを取りました。

二十代では、ほとんどの人が 「気に入っている」 と肯定的な回答をしました。

ところが三十代、四十代になるにつれて、「あまり気に入らない」 と答える人が多くなり、
五十代ではなんと半数の人が 「あまり気に入らない」 という回答だったというのです。

初めから容姿の 「気に入らない」 女性と付き合ったり、
結婚する男性はあまりいないでしょうから、二十代の
「気に入っている」 との回答が大多数であったことはわかります。

それが年齢が増すにつれて変化していくのは、なぜでしょうか。


女性は年齢を経るうちに、容姿の美しさがだんだん失われていくと考えることもできるでしょう。
しかし、こんな考え方もできるのではないでしょうか。

今はメイクの技術がとても発達しています。

少しくらい年をとって、顔にシワやシミが目立ってきたとしても、
それをカバーするだけのメイクの技術はあるのです。

実際、五十代になっても、若々しい肌を保ち、容姿的には
とても美しい女性が増えてきているはずです。

それにもかかわらず、なぜ恋人や妻の顔を 「気に入らない」 と
答える人が多くなっていくのでしょうか。


それは多くの女性が容姿の美しさを磨くことばかりに気を取られて、
内面の美しさを磨くことを忘れてしまっているからではないかと思うのです。

そして残念ながら、内面の美しさを磨くことを忘れてしまうのは、
多くの女性が冒頭で言いましたように、「男は美人が好き」 ということを
盲目的に信じ込んでいるからではないかと思うのです。

内面の美しさが失われた女性は、いくらきれいにメイクをしていても、
どこかに醜さが浮き立ってきてしまいます。

あなたにしても、いくらハンサムな男性でも、内面的に尊敬できないような人、
むしろ軽蔑したくなるようなところがたくさんある男性の顔は、どこか醜く見えてくるものでしょう。

それと同じことなんです。

特に長年連れ添っていれば、容姿と言うよりも、
お互いの内面を見つめ合っていく時間が増えてくるものです。

ですので 「永遠に愛される女性」 になりたいと思うのであれば、
内面の美しさを磨くような努力をしてみましょう。


では 「内面の美しさ」 とは具体的には、どういうことでしょうか。

ひとつ言えることは、男性というものは、あなたが考えているよりも、
あなたの心の姿をよく見つめているのだ、ということなのです。

美人であるとか、美人でないとか、そういった表面的な事柄ばかりを見ているわけではないのです。


◆まとめ
内面の美しい女性は容姿も美しく見える。
内面の美しさを磨く努力を怠る女性は、容姿の美しさも失われていく。




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