男は女の言葉を誤解している
男と女は文字にするとまったく同じことを言っていたとしても、
お互いの意味がまったく同じとは限りません。
たとえば、女性が
「あなたは私の話を少しも聞いてくれていない」
と言ったとき、あなたはどう解釈するでしょうか?
実は女性が言う 「少しも」 という言葉は文字通り解釈してはいけません。
女性が 「少しも」 とか 「絶対に」 という言葉を使うのは、
いまどれぐらいイライラしているかを表現しているだけなんです。
ですので、あなたが多少の話を聞いていたとしても、イライラ度合いが高くなると
彼女は全く聞いていないとか全然聞いてないという言い方をするんです。
女性は感情を表現するために、大げさに言ったり、たとえが詩的な言い方だったりします。
逆に男性は、もう言葉通りなんです。
100と言えば100ですし、絶対と言えば絶対なんです。
ですので男性は女性が言いたい本当の意味を理解できないことが多くて
彼女の期待に沿えることができなくなるんです。
今回はそんな男性が誤解しやすい女性の不満と男性の反論を見ていきましょう。
たとえばこんなやり取りがあったとします。
女性 「どこか行こうよ。最近ちっとも外出してないじゃない」
男性 「ウソ言うなよ、先週出かけたばかりじゃないか」
この会話のやりとり、あなたならどう解釈するでしょうか?
こういった会話のやりとりを見れば、
男女の会話に誤解が起こりやすいかわかるんですね。
男性は女性のひと言をついそのまま解釈してしまって
彼女が言いたい本当の意味を理解できなくなってしまうんです。
さらに男性の答え方が二人の会話をケンカに発展してしまうきっかけにもなっているんです。
この愛情を伝え合うコミュニケーションの食い違いは大問題です。
これは彼女のちょっとしたグチなんです。
そして、このグチの中で一番多いのが 「彼が話を聞いてくれない」 というものです。
何度も男性から自分の言葉を誤訳されても、彼女はこの不満をぶつけ続けるかもしれません。
でも、この言葉を使ってしまうと、男性は彼女の言葉を
まったく同じにそのまま繰り返して言うことができれば相手の話を聞いたと思っています。
これでは当然女性は納得してくれません。
彼女の言葉を正しく翻訳すると、次の意味が含まれています。
「私が本当に言いたいことを理解してくれてるように思えない…。
私がどんな気持ちなのか気にかけてくれないの?
あなたに
私の心を理解しようとする態度を見せて欲しいの」
もしも男性が彼女の心を本当に理解できれば、彼の答え方も言い返すような否定口調じゃなくて
もっと思いやりのこもった肯定的なものになるはずなんです。
男女が言い争うとき、二人は必ず誤解しているはずです。
こんなときは、もう一度相手の言葉の意味を考えてあげることが大事なんですよ。
ですので、男性は女性が自分と違う感情表現を行うことを知っておいてくださいね。
そうでないと相手の感情を理解できなかったり、ないがしろにしてしまったりしてしまいますよ。
また、それがケンカの元にもなるんですから…。
◆まとめ
女性の言葉をそのまま受け取っては言い争いの種になってしまう。
うまく解釈して彼女の言い分を聞いてあげることができれば二人はもっとうまくいく。