女性は共感してもらいたい
女性が男性にぶつける不満の声で一番多いのは
「彼が私の言うことを全然聞いてくれない！」
というものです。
相手の男は彼女が話しかけても耳を貸そうとしません。
または最初の方だけ少し聞いて、彼女が言いたいことや悩んでいる問題がわかると
すぐに自分なりの解決方法をアドバイスして押し付けようとしてしまいます。
女性なら誰しもこういった経験はあるのではないでしょうか。
実は彼は彼なりに彼女を思いやったうえで女性にアドバイスや
悩みの解決方法を考えて伝えようとしているんです。
でも、相手がその愛情表現を受け入れないことを知ると、困惑してしまいます。
女性は女性で、彼に 「あなたは私の話を聞いてくれていない」 と言っても
彼は彼女が望むことをまったく理解できませんので、また同じことを繰り返してしまうのです。
このすれ違いの中身は、彼女が単に感情移入を望んでいるにもかかわらず
男性は具体的な解決策を聞きたがっていると勘違いしているのが原因です。
ここに男女の大きな違いがあります。
逆に男性の場合を見てみましょう。
男が女に対してぶつける不満の中で一番多いのは
「彼女が自分を変えていこうとしている」
というものです。
女性はひとたび男性と恋愛関係になると、その相手を人間的に成長させ
仕事や出世の手伝いをしなければならないと思い込んでしまいます。
そこで彼女はスパルタ教育を始めるのです。
もちろんそのターゲットは最愛の彼であることは言うまでもありません。
男性は迷惑がって、このスパルタ教育に抵抗します。
でも、彼女には効きません。
チャンスを見ては干渉、アドバイスや手助けを繰り返し始めるのです。
こうなると彼女はすっかり自分が立派な人物を
養成しているかのように思い込んでしまいます。
でも、男性は女性の手のひらの上で踊らされようとしているように思えてきて
だんだんと不満を感じていくことになるんです。
男性が望むことは、いまのままの自分を100%受け入れてくれることなんです。
このような二つの大きな勘違いは、なぜ相手がそういう態度になるのかを
お互いが分かり合うことで解決することができます。
そのためには彼と彼女の恋愛法則でもお話したように
お互いがまったく違う人種であることを思い出す必要があるんですね。
男女にはそれぞれ物事の捉え方や感じ方、考え方がまったく違うんです。
これさえ覚えておけば、解決の糸口を見つけることができるはずですよ。
◆まとめ
女性の話を聞くとはアドバイスや解決策ではなく、感情移入や共感を望んでいる。
男性は頼んでないのに女性からアドバイスや手助けで干渉されることを嫌う。